ダイニングテーブルの選び方
①食事をする際に必要な一人分のスペース
一人の人が必要なテーブルスペースは最低で幅 60cm × 奥行 40cm が基準と言われておりますがゆったりと食事するには実際は幅65~70㎝、奥行き45㎝は欲しいところです。
このサイズはは、1人分の食器を並べれるスペースと、隣に座る人と体が当たらないスペースが基準となります。
この基準からすると家族4人で使用するテーブルのサイズは、最小で『120cm × 80cm』 となりますが130~140㎝×90㎝が理想です。
テーブルの上には食事以外にも、飲み物の入ったピッチャーやペットボトル、調味料などを置く事もあるのと思いますので、設置するお部屋に余裕があれば、テーブルは広い方がゆったりとお使いいただけます。
広いテーブルはお子様の勉強、新聞を広げて読む、奥様の趣味でする何かの作業上も役に立ちます。
ちなみに現在1番使用されている小学校の机の天板サイズは、幅650×奥行450mmです。
これは、新JIS規格と呼ばれるサイズで、現在の小学校では最も普及しています。
②ダイニングテーブル周りの必要なスペース
ダイニングテーブルを快適に使うには、テーブルだけでなくその周りのスペースも考慮しなければなりません。テーブルの周りのスペースが狭すぎると、立つ・座るといった動作がしづらくなったり、テーブルのそばを人が通りづらくなったりします。快適なダイニングを作るために必要なスペースは以下を目安にしてください。
- イスに座ったとき:テーブルからおよそ50㎝
- イスを引いて立ち上がるとき:テーブルからおよそ60㎝
- イスに座っている人の後ろを人が通るとき:60~90㎝
ダイニングテーブルを選ぶ際には、テーブルのサイズ・ダイニングエリアの広さに加えて生活動線(普段の生活で部屋の中を移動する経路)を考慮しましょう。
例:四人家族の使い方別ダイニングテーブルサイズと形
- 主に食事をすることに使う場合:135㎝長方形テーブル
必要最小のサイズは幅120㎝ですが、お子様が成長し高校生、大学生や高校生のお子さんになると少し窮屈になります。できれば幅135㎝cm×奥行き90㎝がお勧めのサイズです。 - 食事兼仕事用、不意の来客にも対応したい場合:150㎝長方形テーブル
横幅が150㎝あるテーブルなら、四人でもゆったり使えます。お茶を飲む程度でしたら6人でも大丈夫でしょう。
③ダイニングテーブルの天板について
- 無垢材
天然の木をそのまま加工したものが無垢材です。天然木本来の質感があり温かみを感じる。自然の質感を楽しみたい方におすすめの素材です。メンテナンスが必要。 - 突板(つきいた)
芯となる木の板の表面に、他の木を薄くスライスしたものを張り付けたものが突板(つきいた)です。無垢材に比べて、反りや割れの心配が少なく、コストメリットもありますが経年で表面がはがれる。 - ウレタン塗装
熱、水に強く、汚れが拭き取りやすく、お手入れがラクな素材です。手入れのしやすさを重視する方にはお勧め。経年で再塗装が必要になる場合が多い。
テーブルとイスの高さの関係
一般的に、テーブルの高さからマイナス27~30cmが快適なイスの高さといわれています。ダイニングテーブルとセットで販売されているイスは予めテーブルに合った高さになっていますが、個別にイスを探す場合はテーブルとイスの高さを確認してから選ぶようにしましょう。